ibaraboshi***

home > 小説 > > 青き星と天の物語 3

青き星と天の物語 3

第三夜

 それは兄妹が十七つ年を数えたある日のことでした。

 盗賊団の頭領が死にました。

 殺したのは一匹の毒蛇でした。
 一匹の毒蛇だ、ということにされました。

 皆は悲しみに暮れ、やがて怒りの矛先をその蛇へと向けました。
 銀色の鱗を持つ砂漠の大蛇は吊るし上げられ、ナイフで切りつけられ、槍で突かれ、ぼろぼろになりながらも決して殺してはもらえませんでした。皆が満足するまで苦痛の地獄を味わわなくてはなりませんでした。

新しい記事
古い記事

return to page top