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花散里の愛月5

ud24 本作品は性描写を含みます ud24

 彼に抱きかかえられたまま、訪れたのは散里がこれまで過ごしていた奥宮とは違う場所だった。水晶の咲き誇る回廊を抜け、黒い大きな柱の間をくぐれば、巨大な石の門があって、それを人の姿をした龍が押し開く。重たい音をたてて開いた扉の向こうは雑多なものに溢れた広い部屋だった。煌々と灯る橙色の水晶に照らされた室内は、少しだけ埃臭く、壁中を覆う書棚には散里には恐らく読めもしないだろう書物がぎっしりと詰め込まれていた。石の床を靴音を響かせて男が歩く。広い歩幅であっという間に次の扉に辿り着いた彼は、それも簡単に押し開いた。今度は小さな扉だ。朱塗りの縁取りが成されたそこを潜ると、今度は妙に壮大な部屋だった。天井が高い。眼を凝らさねば見えぬほどの高い大理石の天井は上にいくほど細くなっていて、窓のようなものがあるのだろうか。少しだけ光が差し込んでいた。そして、部屋の周囲は信じられないことに池、になっていて、豊富な水が途切れることなく、溢れ出している。しゃらしゃらと水音に囲まれた円形の陸地部分はやはり大理石で、相変わらず書物や巻物が転がっていたが、それらが気にならぬほど眼を惹くのは巨大な箱、だった。布団が敷かれている以上、それは散里が此処へ来て以降、ずっと使用していた「寝台」なのだろうけれども。その大きさが半端ではない。転がっても転がっても落ちそうにないほど、広い寝台に散里はちろりと自分を抱える男を見上げる。否、それにしたって大き過ぎるだろうか。
 そんな散里の疑問に唯一答え得るような彼は、けれどもただ歩を進めると、広い寝台の隅に散里を下ろした。自らの重みでふわと沈む柔らかい寝台に純粋に吃驚した散里が、掌でふかふかとその感触を確かめていると、低い声が小さく名前を呼んだ。散里の名だ。ぱちりと眼を見開いて見上げれば、漆黒の髪と瞳の彼は少しだけ困ったように、苦笑していた。どうしたのだろう。自分が何か変なことをしたのだろうか。考え込んだ散里はどうやら無意識の内に、眉根を寄せてしまったらしく、今度は柔らかい声でそんな顔をするな、と言われてしまった。掌が伸びてくる。大きな、手。頬に触れる柔らかな体温。まだ完全に人の手に慣れたとは言えぬ散里は、ほんの少しだけびくりと身を竦ませたが、すぐに嬉しそうに眼を細めた。温かいきもちが心の全てを支配する。心地良い、熱。しゃらしゃらと、奏でられる水の音。

「―散里、」

 呼ばれた声にはい、と答える。眼を開けば、何時の間にか間近に迫っていた彼の顔。整った顔立ちが近づく。距離は、ほぼない。その薄い唇が、散里のものに重なる。ちゅ、と触れて。触れるだけかと思われた唇から覗くのは、真っ赤な舌。湿った感触を持つ舌は散里の唇をなぞるように舐めた。つ、つ、と与えられる感触に、震えて、散里は眼を瞑った。気持ち悪くはない。ただ、どうして良いか解らないだけ。ぞくりと指先まで震わさせた散里に、律影の声が吹き込まれる。開いて、と。それだけの言葉に嗚呼、促されていたのかと漸く気付いた散里は、瞳と唇とを同時に開ける。飛び込んでくるのは、ぼやけた視界の向こう側にある男の綺麗な黒曜石の瞳と艶やかな髪。肩を掴んだ腕には僅かな力。そして、途端に柔らかな熱が散里の口内へと進み入った。それが彼の舌だ、と認識するのにそんなに時間はかからない。唾液と熱と。居た堪れないほどに熱いものが歯列をなぞり、口蓋を舐める。散里は必死で口を開けるが、それでも少し、苦しい。
 息苦しさに耐えかねて、散里は思わず口の中の異物をかぷんと噛んでしまった。途端に全ての動きを停止する男が、一人。はっとして口を開いたがもう遅い。たぶん、たぶんそれは物凄く痛かったのではないだろうかと思うのだが。ゆっくりと唇を離した律影は黙ったまま口元を押さえた。痛い。絶対痛かった、これは。散里は、あ、あ、と言葉にならない、悲鳴を零すと、おろおろと彼に向かって手を伸ばす。ごめんなさいとかごめんなさいとか、嗚呼、もう何を言ったら良いのやら。完全に混乱してしまった散里に彼は頭を振った。大丈夫だと言う意思表示なのだろう、掌が散里の頭を優しく撫でる。

「大丈夫だ。そう泣くな」
「あ、だ、だって、律影、様…っ」
「…まあ二度目は、勘弁して欲しいが」

 そう苦笑すると彼は卒のない動作で靴を脱いだ。そして、軽々と布団の上に飛び乗るとまだおろおろしている散里を抱き上げる。そのまま歩いていく彼に連れられて、散里は寝台の真ん中までやってくる。柔らかな敷布の上で胡坐をかいて座る男の膝の上、ことんと置かれて散里はまたも展開についていけずにきょとりと眼を見張った。笑う彼は、やはり何処か困ったようで。それでも降ってくる柔らかな唇に散里は眼を細める。髪に額に頬にと落とされる唇の感覚は心地良い。大きな掌が同じように髪を撫で、額に触れ、頬を撫で、そして、首筋へと降りる。びくりと震える散里を察したのだろう。嫌か?と問いかける声に散里は髪を揺らした。嫌なことがあるはずもない。これから何が起こるのか、散里には解らないが、それでも彼が望むことならば、拒む理由はない。そう真摯に思って彼を見上げれば、優しい微笑とかち合った。大丈夫だ、と言わんばかりに降ってくる唇と一緒に彼の指先が散里の着物の帯を解く。しゅるという衣擦れの音が妙に響いた。
 怖くないと言えば嘘になる。何も解らぬ暗闇の行為。多少察するに恐らく裸体を彼に見られるのだということ。
 何もかもが怖い。しかし、恐怖感は繰り返される大丈夫だ、という声と優しい唇によっていとも簡単に相殺される。ずっと優しく触れている。なんとも心地良い感触。思われていると言うのは、こんなにも優しいものなのだろうか。今まで感じたこともないような幸福感に浸っていると、急に持ち上げられて、空気が動く。彼の膝の上から布団に沈む感覚。視界は反転。薄明かりの元で、眼を開ければ真上には息を呑んだ男の顔。帯はもう、着物に絡まってもいない。合わせの隙間から涼やかな空気が入り込む。肌が寒さの為に粟立つが、けれど次の瞬間にはすでに熱を持っていた。見られている、視線。必死で彼だから大丈夫だ、と思いはすれど、完全に恐怖心を拭い去ることは出来なかった。やはり、自分の身体は奇妙だと思うから。女でもない。男でもない。中途な肢体を、見られているという羞恥心から、捩る。段々と頬にまで熱は昇り、沈黙が針のように散里を突いて、やがてそれが痛みとも思えるようになった時。彼がぽつりと呟いた。

「お前は本当に…綺麗だな」

 眼を見開いた散里を律影は何と思ったのだろう。その衝撃を、彼は理解していたのだろうか。無骨な指先が散里の身体を隠していた着物を全て取り払ってしまう。下穿きすら脱がされて、一糸纏わぬ姿となった散里は、今度こそ本当に羞恥で死にそうになりながらも、ぎゅうっと眼を瞑ることで耐えた。自分でも凝視したことのないような、身体を見られるということ。嫌で嫌でたまらないはずなのに、気持ち悪いと思うのに、彼は、柔らかに散里の名を呼ぶ。

「散里、」
「………」
「…散里、俺が怖いか?」

 首を振る。気配だけで彼がほんの少しだけ笑った気がした。彼が怖いなんてことはあるわけがない。律影は本当に優しいのに。こうして怯えているのは、散里が、散里の身体をまだ受け入れられないからだ。ずっと醜いものだと言われ続けてきたこの身体を、見ることも、認めることも、まだ少しだけ難しいだけ。じっと縮こまったままの散里に、彼はやはりもう一度囁きかける。散里、と。そして、ふわりと風が巻き起こるような気配。水の涼やかさに似た清浄な空気が辺りに満ちて、思わず散里は眼を開けた。飛び込んできたのは、漆黒。あの夜。あの、祭の夜に見た漆黒の煌く皮膚を持った龍が、唐突に散里の前に現れていた。柔らかな瞳。声が呼ぶ。その大きさはあの時よりも少し小柄なようだが、確かに間違いない。もう惑うはずもなく、彼は、散里の愛すべき、龍だ。

「散里、」
「…律影様、」
「怖いか?」

 もう一度問う、龍に。今度は大きく散里は頭を振った。そうか、と嬉しそうに呟いた彼はゆるりとその長躯を動かすと、散里の背を押し上げるように絡みつく。間近にやってきた大きな頭は散里の両腕で何とか抱えられるぐらいだろうか。漆黒の大きな瞳に角、艶やかな皮膚。触れれば冷たい感触に驚いた散里に、瞳だけで微笑んで彼はその顎を差し出した。首を捻った散里は外面とは違う色をしたその場所に、やはり一箇所だけ違う色をした皮膚があることに気がつく。白金、とでも言うのだろうか。輝く色彩の喉から突き出した角のような、水晶のような場所を示して、龍は言う。

「逆鱗。龍族の弱所だ、貫かれれば死ぬ」
「え…、え、?」
「触れてみろ」
「…え、えっ?で、でもっ!」
「良い。龍は逆鱗の触れ合いを許すことで契りの証とする」

 それは、つまり、これから二人は夫婦めおとになるということなのだろうか。漸く色々なことを理解してきた散里は一挙に頬を染めたが、眼前に何ら警戒なく差し出された「逆鱗」に心は震える。許されているのだ。彼の、「唯一人」となることを散里は今許されている。その甘美な事実は否応なく散里をゆるがせた。嬉しいと思う。誇らしいとも思う。散里がこの世で唯一望む人に、散里も同じように望まれているなんて。本当に、愛しい。騒がしい心臓を押さえて、手を伸ばす。散里の華奢な指先が逆鱗の鋭い輝きに、そっと触れた。それは艶やかな皮膚の体温と同様に、確かに冷たいはずなのに。何故か、散里には酷く温かく感じられて、眼を細めた。散里、と名を呼ぶ声。龍はその大きな口で散里に触れるだけの口付けをくれる。柔らかくて、少しだけくすぐったい。それに笑えば、彼も喉の奥の方で僅かに笑ったようだった。しゃり、と硬い皮膚が擦れ合う音がする。ゆるゆるとした拘束。冷たい彼の皮膚が触れる度に散里は震えたが、それは拒絶ではないとすでに散里自身も彼も、気がついていた。
 彼はゆるりと動いて長躯の内で唯一柔らかい舌を伸ばす。乳房、と言えるほどもない散里の未発達な女性の部分に、柔らかな熱が触れる。びくりと竦んだ散里は必死で敷布を掴むが、無論、彼の愛撫は止むことはない。唾液をたっぷりと含んだ舌が乳房の中心に触れる度に、異様な熱が走って息があがる。心地良い、とも解らず、ただ翻弄されるままに震える肢体を愛しげに彼の漆黒が見ている。ちるさと、と時折呼ばれる名が、本当に優しい。眼を細めれば彼も確かに笑って首を伸ばしてきた。口付けを。もう何度目か解らぬそれを落とされて、散里は微笑んだ。
 それを確認するように漆黒の眼を細めると、また彼は長躯を揺らした。涙で濡れた瞳でぼんやりと彼の動きを追えば、龍の頭は確実に散里の下肢へと触れようとしている。別に、忘れていたわけではない。熱を集めた男性器に、恐らく硬く窄まっている女性器。自分の身体だと解っていても、眼を背けたくなるような歪さに散里はぎゅっと眼を瞑った。散里の困惑を恐らく解しているのだろう。名を呼ぶ律影の声は殊更優しくなる。大丈夫だ、と繰り返し告げられて、やがて吐息が触れて。熱に熱を。濡れた音が響いて、彼の舌が散里の未熟な性器を舐め上げた。

「ひゃ、うっ」

 それは、今まで感じたこともないような強烈な快楽だった。思わず変な声をあげてしまった散里は、慌てて唇を噛む。だが、すぐに彼の太い尾が伸びてきて、窘めるように唇の周りをなぞった。たぶん、噛むなということなのだろう。口を開けた散里はまるで見計らったかのように鈴口を舐め上げられて、大きく嬌声をあげてしまった。わけが解らないほどに鋭い悦は痛いぐらいだ。悲鳴にも似た声は甲高く、まるで自分のものでないようで居た堪れない。

「や、んん、あ…!り、つえい、さまっ」

 拒絶なのか訴えなのか。自分でも解らないが、それでも確かにその声を拾ってはいるのだろうに。愛撫を続ける龍はこともあろうに、今度はその巨大な口全体で散里の性器を咥えてしまった。ぱくりと熱に包まれるのは。正直、酷く、たぶん、これは気持ち良い。しかも、硬い牙が傷つけない程度に熱を持った性器を撫で上げ、唾液を含んだ舌がじゅるりと吸い上げる。限界だった。最早、制御出来ないほどの奔流に流されて、散里は悲鳴をあげる。全身にぴりぴりと走る衝撃。身体を弓形に反らして、大きく息をついた散里は、未だ余韻で震える性器が彼の口から、ずるりと力を失くして垂れ下がるのを見てしまった。吐き出された白っぽい透明な液体。耐え切れずに、眼を反らせば、再び水音。最早、彼の舌が熱いのか、それとも散里自身が熱いのか。解らぬほどに交じり合った熱が散里の女性器に触れた。くちゃ、と濡れた音が響き渡る。走る快楽は男性器を愛撫された時と同様。太い舌は容赦なく散里の柔い肉を広げて、解していく。ぐちゃ、くちゅ、という嬌声に勝るとも劣らない羞恥を煽る音は、男性器を包まれた時よりも格段に居た堪れない。目の前にある彼の身体にぎゅうと抱きつく。冷たいはずの皮膚は、すでに散里の熱で温かくなっていた。

「律影、さまっ、や、やだ、あう…っ」
「そう言うな。ほら、こんなにも美しい」

 こんな時でも散里を美しいと称す龍をもうほとんど泣きそうな顔で、散里は見つめ返した。しかし、彼は全く意に介した風はなく、存分に柔らかい入り口が濡れそぼったのを確認すると、ゆるりと長躯を動かした。目の前に現れるのは龍の頭。真正面から見詰め合った律影は、瞳を細めて、口付けを落とす。その首筋、その頬へ。そして、彼はぐるりと散里の上半身を絡め取るように体勢を固定すると、やはり散里の正面へと向き直った。散里、と呼んで。三つの鋭い爪の付いた前足が散里の肌を傷つけないように、と細心の注意を払って丘陵のない乳房へと触れる。やんわりと揉み込まれる愛撫に散里はふるりと震えた。これからの行為に対する贖罪のように彼の舌が散里の唇を舐めて。
 初めて貫かれる痛みに悲鳴すらなかった。
 ただ、熱い熱いものが彼の一物だと解った瞬間、散里は何とか冷静さを取り戻して目の前の頭をぎゅうと抱きしめた。痛い、ひたすらに痛い。ゆっくりと、だが確実に押し込まれるのは本当に自分にあるのと同様の男性器なのだろうか。快楽ではない、痛みのために涙が零れる。それを優しく舐め取る龍は、何とか散里の身の負担を与えまいと必死のようだった。ゆっくり、ゆっくりと。内壁を擦りあげる熱に悲鳴を殺して、散里は耐える。冷や汗が全身を伝い、どれほどとも思えぬ時間が経った頃。漸く、律影はその動きを止めた。じっとりと汗ばんだ掌が彼の冷たい皮膚に触れている。散里、と名を呼ばれて眼を開ければ、漆黒の瞳が不安げに覗き込んでいた。大丈夫か、と問う声に静かに頷く。本当は身の内にある異質な存在感に慣れたわけではないのだけれど。しかし、じんわりと違う感覚も生まれているのも確か。それは、充足感や安心感と言ったような。優しくて、愛しい感覚。痛みに覆いかぶさるように実感出来る、その温かさ。

「散里…、」
「はい、」
「あいしている、とても」

 その不器用な言葉に。
 散里は微笑んだ。

 律動が開始された。ぐいっと突き上げられるのは、痛みとそれから快感を生んだ。彼の皮膚に擦れる男性器も、確かな悦楽を示して濡れる。予め十分に愛撫されていたからだろう。濡れた女性器からはぐちゅっという水音が、引っ切り無しに続いて散里は耳を塞ぎたくなったが、それ以上に与えられる快楽は大きくて、とうとう唇からは嬌声が溢れ出す。乳房を押し上げる掌に舌が器用に散里の涙を舐め取る。ゆるりとした愛撫と彼の昂ぶった性器による突き上げは、対照的なようでいて、嗚呼、それでも散里を想う彼の心は痛いぐらいに伝わってくる。名を呼ぶのは、切羽詰った声。彼も散里と同じように感じていてくれるならば嬉しい。一緒に、共有できる全てが愛しい。本当に、共に、あるということ。

「りつ、えいさまっ、律影、さま…っ!」
「…ああ、散里…ここに…」

 此処にいるから。
 ふわりと告げられた言葉に大きな安堵感を覚えた瞬間、一際大きく突き上げられた。ぐりと内壁を強く抉られて、散里は、全身を大きく震えさせる。男性器からは再び僅かな液体が走り、濡れた女性器は咥え込んだ彼のものを強く締め上げた。それに促されるように散里を抱きしめた龍も震えた。ぶわりと胎の奥で弾けるのは、熱。荒い息を吐きながら、強く感じた彼の吐精に散里はぎゅうっと眼を瞑った。内部に留まらず液体が溢れ出してくる感覚が全身を伝う。心地悪いようで、心地良い。散里の全てが彼で満たされている。抱きしめた彼が漆黒の瞳を向けてくる。柔らかな黒色。鋭い牙は決して散里を切り裂くことはせず、大きな瞳は散里を優しく見つめ、硬い皮膚は散里を抱きしめてくれる。それが、解る。何よりも、唯一絶対に散里が信じられることとして、解った。
 だから、散里は微笑んだ。微笑んで、彼の口先へと小さく唇を触れさせる。まるで誓いみたいに。
 吃驚したように尾を振るう、彼を抱きしめて。散里は、この漆黒の龍に愛された幸福な少年は、笑って愛しい伴侶に告げた。

「ありがとう、律影様」

 貴方に愛されて、とても、幸せです。


06/06/23

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