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メギド72(二次創作)

メギド72 金色の揺籃
 王都エルプシャフトから遠く離れ、辺境と呼んでも差し支えない地帯の森の奥。  周囲の村々のいずれからも均等に遠く、唯一敷かれた小径は獣道にも似て、よくよく目を凝らさなければ人の気配すら伺えない。万が一、迷い込んだ旅人がい […](更新日:2019月7月13日)
メギド72 氷点下のさかな
 ただでさえ氷点下に達しようかという水温は下がり、全身を均等に苛む水圧はどんどんと強くなる。尾びれが巻き込んだ氷の欠片は回転しながら水面へと逃れるが、それに反するように底を目指す。下へ、下へ、もっと日の光の届かぬところへ […](更新日:2019月7月13日)
メギド72 昼下がりのエンドルフィン
 長方形に切り取られた午後の日差しが飴色に磨かれた床板を照らす。ソロモンが両足のつま先を交互に蹴りあげる度に廊下の端に降り積もった埃がふわりと舞いあがった。  王都エルプシャフトから遠く離れた山間地帯。元々超幻獣と呼ばれ […](更新日:2019月8月3日)
メギド72 真夜中のトランキライザー
 実を言えば真夜中に目が覚めるのはソロモンにとってそれほど珍しいことではなかった。  覚醒から現実を認識するまでに、ほんの数秒。この間に夢の中へと戻れれば問題ない。けれど、窓から差し込む月明かりが妙に眩しいだとか、掛け布 […](更新日:2019月8月17日)
メギド72 炎天下のたまご
 アジトが存在する森はよく生い茂った木々に覆われ、その隙間を縫うように湧き出る泉と小川に恵まれ、常に涼やかな風が吹いている。周囲を山々に囲まれ、荒野からも砂漠からも程遠く、更にある程度の高地にあるせいで真夏でも比較的過ご […](更新日:2019月9月7日)
メギド72 旅立ちの日
 玉座なんて自分には似合わないとずっと思っていたし、なんなら今でもそう思っている。  謁見の間、などと大袈裟に名付けられた部屋は施されたタイルの模様が見えないほど天井が高く、ドーム状に形作られているせいで音は異様に反響し […](更新日:2019月10月27日)

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