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#大将組版深夜の創作60分一本勝負

刀剣乱舞 サンタクロースを君へ(後藤藤四郎、信濃藤四郎、厚藤四郎、薬研藤四郎)
「今日はクリスマスだよ!」  車座に集まった薬研藤四郎、厚藤四郎、後藤藤四郎の面々を見回して、そう信濃藤四郎がのたまったのは師走も廿五日を迎えた午後のことだった。  なんだそれ?と即座に返したのは薬研藤四郎。白衣のポケッ […](2016年12月25日)
刀剣乱舞 桜の花の満開の(薬研藤四郎、厚藤四郎)
 付喪神に舞う桜の花弁はその御心の高揚と器物の化身としての神威の高まりを示す、なんて聞かされたところで薬研藤四郎には難しいことはわからない。  ただわかるのは薄紅色の儚げな彩りはどうやらこの世のものではないということ。そ […](2016年12月22日)
刀剣乱舞 鈴の怪(信濃藤四郎、後藤藤四郎、薬研藤四郎、厚藤四郎)
 天守閣の裏手にある山は短刀たちの格好の遊び場だった。  緩やかな斜面には獣道が幾つも敷かれ、進めば進むほど山深くはあったが、木々の隙間から本丸御殿の鈍色に輝く瓦屋根が見えているところまでであれば迷子の心配もない。時折鹿 […](2016年12月18日)
刀剣乱舞 君思ふ、故に我あり(薬研藤四郎、信濃藤四郎、後藤藤四郎、厚藤四郎)
 日増しに吹く風が冷ややかさを増し、顔を洗う水の冷たさに恨み言の一つもこぼしたくなる季節が到来してから早一月。普段はぴっちりと閉じられた蔵や棚は開け放たれ、本丸御殿も天守閣もいつも以上に丹念に掃除が行き届き、帳簿は慌ただ […](2016年12月14日)
刀剣乱舞 モーニング・カルテット(薬研藤四郎、厚藤四郎、後藤藤四郎、信濃藤四郎)
 山の際より日は昇れど、東から差す光はまだこの部屋には届かない。仄明るくなりつつある広間には健全な寝息が幾つも幾つも立ち昇っては消えていく。  初秋の折、突然北からやってきた寒気によって本丸は異例の低気温にさらされた。当 […](2016年12月11日)
刀剣乱舞 だから、きっと帰るんだ(後藤藤四郎、信濃藤四郎、薬研藤四郎、厚藤四郎)
 山間に霧立ちこめる里の様子も随分見慣れたものだった。ひやりと肌にまとわりつく湿った空気、特別荒れているわけでもないのに一切ひと気のない人家。たわわに実った稲の揺れる田に収穫の喜びはなく、よくよく目を凝らしても続く道の先 […](2016年12月7日)
刀剣乱舞 真白の朝に(信濃藤四郎、厚藤四郎、薬研藤四郎、後藤藤四郎)
 音もなく夜が明ける。冷え固まっていた空気が動き、東の空から朱鷺色の朝がやって来る。  普段ならぎりぎりの時間まで布団との別れを惜しむ信濃藤四郎がその日に限ってきっかり夜明けと同時に目を覚ましたのは、おそらく昨夜の誰かの […](2016年12月4日)

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