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20180930 夏の連続更新企画 第四夜「日比谷発海底行き」


夏の連続更新企画「現代帝都百物語」


第四夜「日比谷発改海底行き」更新しました。
のんびりしていたら何が夏か、怪談か、みたいな季節になってしまいましたが、これにて連続更新企画も終了です。お付き合いありがとうございました。
最終夜は園山葉月が路面電車で怪異に出会う話です。怖いのなぁに。ほんのちょっとだけグロ。

最終夜まで終わったので、続きに解説というか蛇足書いてます。



 今回は各話とも私が考える怖いものがテーマです。

■第一夜 陸人魚、金魚売りと遭ふこと
 怖いものは「金魚」。金魚大好きなんですけど、エラとか鱗とか目とかどうしても怖いというか気味悪いときがあって。そこも含めて好きなんですけど。
 金魚売りの売る金魚は人間が食べると土座衛門になってしまいますが、妖怪にとっては滋養強壮剤なので、あながち彼が言ってることも嘘ばかりではないかもしれないです。本当かどうかもわかりませんが。
 ちなみにすでにこのサイトでも何度も登場している金魚売りですが、高校時代に部誌で書いたのが最初で、その当時は「鴉璃」って名前もあって、ちゃんと話の通じる少年だったんですが、いつの間にかこうなってしまって、なんかごめんなとは思ってる。

■第二夜 カイコヒメ
 怖いものは「人形」。本当に人形ダメなんです。フランス人形も日本人形もまとめて無理です。マジ怖い。
 神山家の三羽烏の幼少期ということで、学校の怪談というか、子供らしい冒険心から怖い目に合う話を目指して書いてみました。実際書いてみたら、神山家の子供たち肝座りすぎててあんまり怖がってくれないし、脅威に対して適切な対応しすぎなので、怪談としてはどうなのかと思いましたが…
 この三人中学くらいまでは行ってたと思うので、その辺の話も書いてみたいと思いました。

■第三夜 綺堂家の女
 怖いものは「幽霊」。特に女。江戸時代の怪談話にはほぼ女性の幽霊しか登場しないんですが、それは時代的に女性が抑圧されていたので、化けて出るなら女性だろ、という社会通念に寄るものらしいです。大学のとき習った。
 というわけでがっつり取り憑かれている恭一くんですが、幼馴染のおかげで助かることもしばしばあったようで、特に多感な思春期はお世話になっていたみたいです。あと強いばあちゃんが書きたかった。実際、魔術師としても強いんですけどね、この人。

■第四夜 日比谷発海底行き
 怖いものは「身内の狂気」。狂気に落ちた人というのは誰でも怖いと思うんですが、それが身内だった時の恐ろしさや想像を絶するかと思うんですよね。
 第四夜はクトルゥフを意識しつつ、葉月と母親の関係を怪談に仕立てました。葉月の母親なので、彼女は当然純血の人魚です。人魚は恋に生きるものなので、恋人(葉月の父親)にはぞっこんでも、その娘には一切の興味を持ってません。葉月は母親のようにはなりたくない、と強く思っていますが、彼女も人魚の血を引く以上はそれに抗えない、という将来的な恐怖心も込めました。
 クトルゥフ要素はお察しで…

 ちなみに当サイトはスマホで見ている方も多いと思うので、絶対誰も気が付かないだろうなあと思いつつ、企画ページの下に仕込んでました。元ネタ含めて気が付いた方は私と握手。

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